教デ研のタングラム
タングラムについて
「タングラム」は中世に、中国からヨーロッパにもたらされ普及したパズルです。
当時の中国は「唐」の時代であったため「唐」の「グラム」でタングラムと呼称
されるようになったようです。「グラム」はギリシャ語のgramma「~に書かれた」で、プログラムやエピグラムのグラムです。
「タングラム」にはいろいろな種類のものがありますが、最も普及したものが
「7ピースパズル」としてのタングラムで、タングラムといえばまずこれを思い
浮かべるほどです。
7ピースの内訳は直角二等辺三角形の大が2個、中が1個、小が2個と
正方形が1個、平行四辺形が1個です。
これが、もっともベーシックなピースの組み合わせです。
この7ピース全部を使って、何か意味のある形を作るのが「タングラム」の
ルールです。実に多くの順列・組み合わせがあるのですが、「意味ある形」と
いうことになると、ある程度限界はあるでしょう。
教デ研のタングラム
このたび、当研究所では200種類を越える「タングラムパターン」を制作しました。
幾何的なパターンだけでなく、人物、数字、アルファベット、動物、静物など
かつてない量を誇ります。
パターンの数では恐らく日本一のタングラムと言えるでしょう。
問題パターン集には対応する解答パターン集があります。
パターンがシンプルであるほど作るのは難しいと言えます。
複雑なパターンほど手がかりが多いので解くのは易しくなります。
幼児が漢字の読みを覚えるのと同様です。
下のサンプルでは「かざぐるま」が一番易しいでしょう。
1番のパターンから順番にやる必要はありません。動物とか数字とか好きなところからはじめましょう。1つのパターンの解答時間は2,3分が目安です。
できるときは1分ぐらいでできます。できないときは1時間かかってもできません。
できないときは別の日にやってもいいでしょう。
解答はありますがなるべく見ないで下さい。
パズルをやっているときは脳の血流が増加しているはずです。
楽しみながらやるとドーパミンなどのホルモンが分泌されさらに頭脳が活性化します。簡単に言えば「賢く」なります。
「完成時間表」シートの問題番号のところに解答時間を書き入れておきましょう。
2回目に挑戦するときは1回目の解答時間より短くなるようにやってみましょう。
親子や兄弟、祖父母と競争してもいいですね。
全部できたら確実に賢くなっているはずです。
パズルピースの作り方
パズルピースを自分で作ると、図形の概念が確かなものになり、パズルを解答するコツがわかります。
たとえば「平行四辺形の短い辺と正方形の一辺と、最少の直角2等辺三角形の等辺の長さが同じである」ことがわかります。
他にも長さに関してわかることがいろいろあります。
また平行や垂直の概念も言葉を知らなくてもイメージで理解できます。
それがパズルを解答するときに大いに役立つのです。
7ピースの内訳は直角二等辺三角形の大が2個、中が1個、小が2個と、
正方形が1個、平行四辺形が1個です。
サンプル
●タングラムピースシート
問題(基本パターン) |
解答 |
問題(びん) |
解答 |
問題(台) | 解答 |
問題(かざぐるま) |
解答 |
●パターンシート
問題パターンシート | 解答パターンシート |
●完成時間表シート